2020年発表のアメリカの論文によれば、インビザラインの平均精度は約50%と意外と低いことが分かりました。では、「精度」とはどのようなことを指しているのでしょうか。以下に解説をしていきます。
出典:Has Invisalign improved? A prospective follow-up study on the efficacy of tooth movement with Invisalign│AJO-DO
https://www.ajodo.org/article/S0889-5406(20)30303-6/fulltext
出典としたアメリカの論文は2020年6月に発表されたものです。対象は38名のインビザライン フルまたはインビザライン ティーンで治療を受けた患者で、平均の移動精度は50%でした。最も精度が悪かったのが、回転で46%という精度でした。
矯正治療では歯の動かし方の種類があり、水平移動や傾斜移動などの力の掛け方があります。回転もその一つで、ねじれている歯を、正しい歯並びとかみ合わせになるよう回転させます。今回のインビザライン研究では、この回転力の精度が最も低かったということです。
インビザラインの精度については、2009年にも論文が発表されており、そのときの平均精度は41%でした。2020年では50%ですから精度は向上していることがわかります。しかし、移動精度が低い部分は比較的同じままでした。以下に2020年論文で精度の低かったものを以下に解説します。
第一大臼歯とは、前歯から数えて6番目の歯のことです。そして、一つの歯について、前歯から遠い面を遠心(えんしん)、前歯に近い方を近心(きんしん)と言います。つまり、下顎第一大臼歯の近心回転とは、大臼歯が近心(前方方向)に回転をする動きをかける矯正力のことで、この精度が低かったということです。
切歯は前歯のことです。イントルージョンとは、過蓋咬合や歯が伸びてきてしまった場合の矯正力です。日本語では圧下といいます。インビザラインでは前歯圧下の矯正力の精度が低いということです。
遠心は、上記の近心と反対面のことです。つまり、上顎犬歯を遠心方向(後方)に回転させる精度が低いということです。
2020年発表の論文はインビザラインの平均の移動精度は50%との結果を報告しています。しかし、これは、治療成功率が50%ということではありません。きちんとした治療をすれば、多くの場合矯正治療は成功します。
インビザラインは自分で着脱できるため、着け忘れや故意に装着しないなどが考えられます。このような場合、矯正力が弱くなり、治療失敗にもつながるので、必ず1日20時間から22時間の装着をしてください。
抜歯やIPR(歯を少しづつ削り移動スペースを確保する方法)を行う場合は、必ず歯科医師に必要性を確認してから実施しましょう。きちんとした説明があれば、実施するようにします。
矯正治療で歯を動かすと、歯は元に戻ろうとする力が働きます。それを防止するのが保定です。この保定期間をしっかりと取らないと、後戻り現象といって、歯並びがもとに戻ってしまいます。
インビザラインの場合、ワイヤー矯正と比較して通院間隔が長い場合があります。そのため、違和感があっても我慢してしまうこともあります。しかし、違和感は重要なサインである可能性もあります。躊躇なくクリニックに連絡してください。
インビザラインはデジタル化が進んでいますが、治療計画を立てるのは歯科医師です。そして、それには知識や経験が必要になるのです。インビザラインに造詣が深く、信頼関係が築ける歯科医師を選ぶことも治療成功への重要な要素です。
「治療費がネック」「仕事が終わりでも通えるか不安」「プチ矯正に興味がある」そんな矯正治療のお悩みやニーズ別に、おすすめのクリニックを紹介。
信頼感のあるクリニックでしっかり治療に臨んで欲しいので、矯正の知識・技術力がある日本矯正歯科学会の認定医もしくはインビザドクターの資格を持つ医師がいるクリニックからピックアップ
※しました。
引用元:海岸歯科室 CHIBA STATION 公式HP
https://www.kaigan-chiba.com/
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引用元:都賀デンタルクリニック公式HP
https://kaiseikai-tsuga.jp/
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引用元:肌と歯のクリニック東京ベイ幕張公式HP
https://hadatoha-dental.com/
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